吾妻山の会

 【 ゴールデンウィークの早池峰 】

ゴールデンウィークには八甲田スキーツアーに参加する予定でしたが、早池峰に行くという話あり。この期間のお天気もよいとの予報なので、私は予定変更。

  計画書(作成:CL高泉さん)

  

  参加者:CL高泉、SL今井、中澤、遊佐


休み中の仕事を段取り、前日はワクワクと準備する。

 51日、予定どおり快晴、飯坂ICをスタート、まだ混雑もなく車は順調に走る。岩手県に入ると雲が出てきた。紫波ICを下り北上山地に向かうにつれて雨、国道25号線の折壁峠は不通でぐる〜っと廻る。車中のラジオから一関トンネルで事故のため下り車線の高速は停止しているとの情報が流れてきた。そうしているうちに八甲田に向かっている渡辺さんから、高速で車が止まっていると携帯に電話あり。私たちより少し遅く福島を出発したそうで、ご愁傷様です。

 岳部落に車をとめて準備しているうちに雨もやみ、舗装された車道を出発。進むにつれて雪道になる。途中に立派なうすゆき山荘あり、軒下を借りて昼食。歩いている途中、「早池峰山夢前案内人」のバッチをつけた方と会う。山行予定を話すと「雪の状態が悪いので林の中は歩きにくい。山頂までは無理だからきょうは小田越えに泊まり、明日雪の硬いうちに山頂をめざした方がよい」との助言あり。道路の雪もくさって歩きにくく小田越えまで4時間もついやした。これでは助言どおりきょうはここまでと、小田越え山荘にテントを張って泊まる。わたしたちのほかに泊まる人もなく、貸しきり。のんびりと明日の楽しみを思って話もはずむ。とりあえず、荷物を軽くして山頂往復することに計画を変更する。


 5月2日 朝4時起床して、コーヒーを飲んで出かける。ほとんど夏道どおりにコースをとる。林の中は雪がしまっていて歩きやすいが、途中からわかんを着けて歩く。ガスがかかっていて早池峰も向かいの薬師も見えない。森林限界を過ぎると風も強くなり、だんだん斜度もきつくなったのでアイゼンを着けて注意して登る。
 えびのしっぽも大きく、岩に冷たい強風があたってできた○○模様がとてもきれい。
1,800m附近の大きな岩の陰で腹ごしらえ、テルモスのお湯を飲むと元気が出た。はしごを2つ越えると稜線、ここまで約4時間、真冬の山行。ときどき雲がきれて視界が開ける、ここから山頂まで20分。避難小屋のドアは開かない。計画を変更してよかったと、霊験あらたかな神社にみんなで手を合わせて感謝、感謝。風も弱くなり山頂からの360度の眺望を楽しむ。2ヶ月後なら、おおぜいの登山者と高山植物に会うことになるのに、だ〜れも登ってこないし去りがたくはあるけれど...。注意して登ってきたコースをぐんぐん下る。

 雪が軟らかくなって歩きやすいのでたすかる。下りは
2時間で小田越え小屋に到着。昼食をとり、小屋にお礼を言って帰路につく。途中、薬師に登ってきた方と会う、登りだけなら1時間で行けると。きのうとは違ってきょうは暑い、車道を延々と歩く。青空をバックに中岳と鶏のとさかに似てるから(by高泉さん)という謂われの鶏頭山が見える。

 この季節には
12日で縦走は無理だったな....。途中、おいしい水でのどをうるおし、道の両側にきのうはまだつぼみだったカタクリの花が咲いているのを見つける。雪解け下から夕餉にてんぷらにと浅黄色のふきのとうをいただいて、歩くこと2時間、やっと岳で待っている車に到着。帰りは花巻ICから乗り、少し混み出した高速を走る。

 今年のゴールデンウィークは冬の早池峰を体験することができました。


  6:00飯坂IC〓(東北道)〓8:50紫波IC―岳10:20出発-----11:50うすゆき山荘(昼食)12:20-----河原坊1:00-----14:20小田越え山荘

  4:00起床-----5:00出発-------稜線---早池峰山頂9:009:20------11:20小田越え小屋(昼食)12:20-----河原坊-------うすゆき荘------14:20岳――16:00

 花巻IC〓(R13号)〓18:30飯坂IC


   早池峰山山行報告(追記)

 私個人的には、病み上がりの復帰山行として、時期的には手頃の山と判断し、雪の早池峰山縦走を計画した。

  花の時期は体力的にも技術的にも困難さはなく、いつか積雪期にやりたいと考えていた。厳冬期は北上山中で気温が低く強風に見舞われ、 尾根筋や岩稜は雪が付かず、かなりハードであると聞いていたので、ゴールデンウィークならばと、今回の山行となった。
 軽量化を図り、鶏頭山までの縦走を予定したが、岳からの長い雪のアプローチ等もあり、遊佐さんの報告のとおり、早池峰山頂のピストンとな った。
 下界では、晴天(?)でも、尾根筋に出るとかなりの強風に見舞われ、かなり体力を消耗させられ、二日酔い、老トルの身にはきつかった。
 岩場でのアイゼンは歩きにくかったものの、稜線上では、ツァッケも良く効き、久しぶりの厳冬期の山を感じることができた。
 当初、早池峰山頂の避難小屋を利用するつもりであったが、冬季出入り口は半分以上雪に閉ざされ、遅い時間での利用は困難であると思わ れた。
 また、稜線上の強風を考えると、縦走については予備日を多くとり、好天を選ぶべきと思われる。
  インターネットで4〜5月の早池峰山縦走の記録を調べ、今回の山行を計画したが、この時期の山行は天候次第でその困難さは大きく異な ることを、あらためて実感させられた。
 いつものことながら美味しい山料理(あぶら扶の卵とじは特に絶品)と酒、そして愉快な仲間と楽しい山行ができ、メンバーに感謝したい。

        2010 / 5 / 12  ( 泉 記) 


  

   

    


    

    

    

   

    

    



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