吾妻山の会

山 行 報 告 報告年月日 2013/10/20
個人山行 報 告 者 渡邉久美重
山行名 錦秋の黒部渓谷を楽しむ(リベンジ) 山域名 北アルプス黒部川 下の廊下
山行期日 2013年10月12日(土)〜10月14日(月)
メンバー 高泉・氏家・渡邉久・他(清野ケンジ)
日程・天気 記                  録
10月11日(金) 19:00全員集合→磐越道・北陸自動車道→大町・扇沢市営駐車場着25:00
10月12日(土) 6:30扇沢駅発→6:45着→黒部ダム発7:00→剣沢二股14:45位着(幕営)
曇りのち雨  5時に起床し6時30分のトローリーバスに乗って黒部ダムに行く。メンバーはちょっと
変更になったが、2011年10月のリベンジ。ダムの下に降りて行くと凄い人。どうもみ
んな、「下の廊下」をやるらしい。内蔵助谷出合いから真砂沢の方に行くパーティは
あまりいなかった。後から聞いた話だが、阿曽原小屋の小屋泊まり、テント泊まりは
張る所を探すのが大変なくらい超満員だったらしい。小屋は廊下にも寝させられ、夜
中に2回も顔を蹴られて何が起こったかわからないと女性が憤慨していた。
 内蔵助出合いを左に入って行くと雨が降って来て雨具を着た。私はすぐ上下を着た
が上しか着なかった人は結構濡れたようだ。テンバまで雨脚が強くなったり弱くなっ
たり、一日中降っていた。
 丸山東壁ノ前を通り、内蔵助平は涸れ沢をずーっと登って行く。水は内蔵助平の
分岐が最終水場なのでここで汲むのが良い。
 途中から、氏家さんが足つり出してなかなか来ない。はしご谷乗越しで待っていた
清野ケンジさんが迎えに行きザックを担いでくる。氏家さんにホッカイロをお腹に付け
させたり、ストックを貸したり、荷物を軽くしたりしてなんとかテンバまで歩いてもらう。
 はしご谷乗越しから途中剣沢の雪渓が見えるはずなのに雨でガスっていて何もみ
えない。きれいなのに残念。
 真砂沢ロッジへの分岐で張り紙があり、「テント泊まりは水が無いので二股に張っ
てください」と書いてあった。HPで小屋はやっていない事をわかっていたがテントが
張れないとは思っていなかった。しかし二股なら明日のコースタイムを1時間短縮でき
るので、二股まで行く。二股はテント2張り先客がいた。空いている所に張って火を
焚いて体を温めたり着ている物を乾かしたりした。雨は想定外の一日だった。
10月13日(日) 二股5:17発→仙人温泉小屋→14:00着仙人ダム16:00発→17:00着阿曽原温泉
                                            小屋(幕営)
晴れ  朝起きて、テントをたたむとき、フライがバリバリに凍っていた。今回は朝ご飯は行
動中に取るようにしたので、面倒くさくなく早く出発できたので良かった。朝ご飯は仙
人新道の三の窓雪渓・小窓雪渓をみながら食べた。朝日が当たり少し赤くなってきれ
いだった。三の窓雪渓は、最近日本の氷河として認められた。いつか三の窓雪渓を
あるってみたいと思うが、実行できるかどうか?登山道を歩いていると雪が積もって
いた。そして剣岳もうっすら白い。仙人池ヒュッテによって雪のうっすら積もった逆さ裏
日程・天気 記                  録
剣をみて、記念写真を撮って出発。
 ここからは、初めて歩く世界。どんな風景が広がるのか楽しみです。
 仙人温泉小屋まではまだ早い紅葉の谷を下る。小屋近くになると右側に湯煙が見
得て来て上半身裸になっている人がいた。仙人温泉小屋は大きな岩があり、間口は
狭いが奥行きはあるようだ。小屋の前で昼食を取り、出発。川を渡ると源泉があり、
とても熱くて入れない。さっき裸になった人は、入れなくて残念だったろう。
 峠を越えると雲切新道。仙人新道は事故が多く、2007年7月から雲切新道に変わっ
たらしい。急でロープ・はしごがたくさんあって大変と聞いていたが、それほどでもな
かった。雲切新道は下りながら、五竜岳・唐松岳・白馬岳・朝日岳などがずらーっと反
対側から見えてすばらしかった。
 仙人ダムには14:00くらいに着いてここで幕営しようと思って、荷物を広げ雨で濡れ
たテントやらシェラフやらを乾かしていた。その間、めいめいに昼寝をして、幸せな時
間を過ごした。清野ケンジさんだけは阿曽原温泉小屋をみたいと言って、往復2時間
掛けて出かけた。その間に仙人ダムではアクシデント。テントをちょっと早く張りすぎ
て富山県警が来てしまった。関電の人が通報したようだ。ここは幕営指定地ではない
ので、阿曽原温泉小屋まで移動してほしいという。高泉さんが今から行ってもテント
場が確保できないと言って、頑張ってくれたが、富山県警も折れない。清野ケンジさ
んも帰って来て、仕方なく移動。阿曽原温泉小屋に行くと後ろからずーっと着いて来
た富山県警の人が小屋の人に交渉してくれて小屋の近くにテント場を確保してくれ
た。私は、途中からまた戻らないように見張っているのかと思っていた。高泉さんが
頑張ったお陰である。
10月14日(月) 阿曽原温泉小屋6:17発→仙人ダム8:00→14:08内蔵助谷出合→黒部ダム15:50着
→扇沢駅16:45着
晴れ  阿曽原温泉小屋を出発し、仙人ダムで朝食をとる。8時に出発し、いよいよ今回のメ
イン山行の「下の廊下」の始まり。朝から作業員の方がメンテナンス中の吊り橋を渡り
、水平道に出る。歩いていると谷が足下から深くきれいで、写真を撮るのに止まって
ばかり。なかなか進まない。後ろから来る人に追い抜いてもらうにも道が狭くてたいへ
ん。岩をくりぬいた壁に有名なS字峡と書いてある。下をみると本当に岩がSに形にな
って川が流れている。ほとんどアップダウンが無く本当に水平のまま延々と延びてい
る。道の脇にメンテナンスのための資材が所々に置いてある。この道を通れるのは10
月ひと月くらいなのに大変な作業だ。
 十字峡の吊り橋を渡ってから展望岩があり、そこからロープを伝って結構下まで行
ける。黒部川に流れ込む剣沢と対岸の爺が岳の谷から流れる棒小屋沢が十の字
にクロスする。凄い水量とゴーゴーという怖いくらいの水音である。
 白竜峡は両岸が白いからそう呼ぶのかな?岩壁が三角に切れているのが竜の顔
にみえなくもないが。
 黒部別山谷まで来るとちょうど半分くらい。川を渡渉する所でみんな休憩している。
私たちもここで休憩。ここを出発すると,道には掛かっていないが大きな残雪があっ
た。近づくとブリッジのようになっている。キノコのようにも見える。対岸に新越沢合流
点や鳴沢小沢をみながら進む。そして内蔵助谷出合。これで大タテカビン・黒部別山
日程・天気 記                  録
南仙人山をぐるっと一周した訳だ。よく歩いた。丸山東壁をみながら一休み。
黒部ダムまでは50分。ダムの下からダムの駅まで40分これがきつい。でもみんな着
いた時にはうれしかった。みんな無事で良かったと思うし、下の廊下を自分の目で見
れて、歩けてよかったと思う。今回のメンバーに感謝。ありがとうございました。
10月15日(火) 大町→糸魚川街道→北陸道・磐越道→福島



三の窓雪渓と小窓雪渓                                                                       仙人池に映る裏剣岳
 

仙人温泉小屋                                   熱い源泉                                    北アルプス


   
    雲切り新道                         関電専用のトロッコ             仙人ダム

 

          下の廊下に渡る吊り橋                                          十字峡         

       

           

    S字峡                                白竜峡
    

    
   

                                         

        残雪と氏家さん                                           内蔵助谷出合いの戻る

                

                                             END